林檎の彫刻

先日、整体のクライアントで彫刻家のYさんが施術を受けにいらした際、施術室の台を見て「ここにりんごの彫刻を置いたら似合いそうじゃない?」と言われました。私もちょうどりんごの彫刻を作りたいと考えていたところだったので、早速作ることにしました。

国立の、ののわの八百屋さんで買ったジョナゴールド?だったかな。粘土で作って中をくり抜き、素焼きにします。それをもとに木彫も制作する予定です。

彫刻のモチーフは人体や動物が多いけど、植物の種や果実も面白いと思う。

本当に彫刻として成立しているのか、自信はあるけれど、確信までは至っていませんが、工芸的な「置物」や「オブジェ」ではなく、あくまで古典的な「彫刻」として、こだわって作りました。

「彫刻とは何か」を語ると長くなりますが、高校生の頃に本郷新の『彫刻の美』という本を読んで、彫刻の本質に触れた気がしました。教室を始めて、改めて読み直したいと思い、この本を再び手に入れました。

私は、指導者は実践者であるべきだという思いを持っています。整体を開業して以来、そちらが忙しくてここ数年は作品作りから少し遠ざかっていましたが、美術教室を本格的にスタートしたので、再び作り手としての活動も再開しようと思っています。

この記事を書いた人

美術指導歴は約20年。

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