才能やセンスがなくても描けるようになる
美術は「才能やセンスがある人がやるもの」だと思っている人が多い気がします。でも、国語や算数だってセンスや才能が必要だけど、勉強すれば誰でもそれなりにできるようになりますよね?
美術も同じです。正しい方法で学んで、練習を積み重ねれば、センスが磨かれて感受性が豊かになり、できるようになります。
そして、読み書きや計算ができることで、私たちはより自由に、豊かな生活を送ることができるように、美術を学んでセンスを磨くことも生活を豊かにしてくれます。
例えば、自分に似合う服を選んだり、素敵な部屋のレイアウトを考えたり、贈り物を選ぶときに「これ、いいな」と思えるものを選べるようになります。そんな風に、自分の感性で選択や決断ができるようになると、日常がもっと楽しくなります。
私はこれまで40年以上、絵を描いたり、作品を作ったりしてきました。そして、20年以上にわたって、美術を教えてきた中で、「正しい練習をすれば、誰でも成長できる」ことを確信しています。
だから、「美術は苦手」だけど絵を描けたらいいな、と思っている人には、ぜひトライしてほしいと思います。
学校の授業で美術が苦手になる理由
上達する方法を教えてもらえない
多くの人が「美術が苦手」と感じてしまう原因 は、小中学校の図工や美術の授業で、「上達する方法」を教えてもらえないからだと思います。
例えば、絵を描いたり、粘土で作品を作ったり、版画をやったりと、いろいろな素材や技法に触れる機会はあります。でも、それを通して「どうやったら成長できるのか」「もっと良い作品を作るには何をしたらいいのか」を具体的に教えてもらえることは、ほとんどありません。
ただ体験をするだけなので成長がありません。もともと持っている能力を評価をされるだけなのです。できないことをできるようにするのが教育だと思うのですが、美術の教育はそうではないのが現状です。
「課題の難易度」と「評価の基準」が上がっていく
さらに問題なのは、技術が身についていないのに、学年が上がると課題の難しさが増していくし、評価の基準もどんどん厳しくなることです。
才能がある人は良い作品を作れるからいい評価をもらえるけれど、そうでない人はどうしていいかわからないし、良い評価ももらえないから、だんだん苦手意識を持つようになってしまうんです。
安心して制作できる場所
作品に点数をつけるのは、人柄に点数をつけるようなもの
美術を学ぶときに一番大切なのは、安心して制作できる環境です。美術作品には、「描いた人の考えや気持ち=人柄」が出てくるものだから、無意識に絵を見せるのは恥ずかしいと思ってしまうのです。
心が表れる作品に点数をつけるなんて、気持ちの良いことじゃないと思いませんか?だから自信を失ってしまったり、嫌いになってしまうんです。
教育で失敗が怖くなる
さらに、私が美術を教えていて感じるのは、「失敗を怖がる人が本当に多い」ということです。多くの人が、「失敗することは良くないことだ」と思い込んでいます。でも、実際には、失敗から学び、成長していくものなんです。
でも、学校の授業では、使える材料が限られているうえに、作品を作る前に試作や練習をする時間がほとんどありません。
いきなり本番で制作を始めて、失敗してしまったら、新しい材料をもらえない。そんな状況で6年間も制作していたら、「失敗は怖い」と思うようになってしまうのも無理はありません。
安心感が一番大事
だから私の教室では、作品に点数をつけることはしません。そして、失敗してもやり直せるように材料をたくさん用意しています。また、一人ひとりに合った課題を設定し、無理なく学べるペースで進めていきます。安心して制作に取り組める環境を整えることで、「やってみたい」という気持ちを引き出せるようにしているんです。
まずは苦手意識の克服から
「絵を描くのが苦手」と感じている人でも、全く問題ありません。私の教室では、ゼロからでも描けるようになる方法を丁寧に教えています。一人ひとりのレベルに合わせた課題を設定し、その人のペースで進めていくので、どんな方でも安心して始められます。
苦手意識があるのは、「何をどうすればいいのかわからないから」です。やるべきことがわかると、安心して描けるようになります。
必要な道具もすべてこちらで用意しているので、「何を準備すればいいのかな」と不安になる必要はありません。手ぶらで来ていただけます。
自分の表現を見つけよう
美術は特別な才能がないとできないものではありません。練習をすれば、誰でも自分の表現を見つけて、楽しむことができます。
もし少しでも「やってみたいな」「面白そうだな」と思ったら、まずは一度体験に来てみてください。どんなこと学ぶのかを知るだけでも、最初の一歩になります。現在、無料体験を行っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
自分の表現を見つけることは、自分らしさを見つけることだと思います。あなたが美術を楽しむきっかけを、一緒に探します。